2009年7月10日金曜日

検便&抗体価検査結果/東京動物医療センター

前回と同じ男性獣医師の診察でした。


『抗体価検査結果』

前回血液を採取した分の結果が出ました。

CDV(ジステンパー):512倍
(512倍未満→低抗体価です。
512倍→長期の防御能を期待するには、もう少し高い抗体価が必要です。また、感染診断にはペア血清による抗体価を診る必要があります。
1024倍以上→高抗体価です。特徴的な臨床症状が認められる場合には、感染の可能性があります。)

CPV(パルボ):256倍
(256倍未満→低抗体価です。
256倍→長期の防御能を期待するには、もう少し高い抗体価が必要です。また、感染診断にはペア血清による抗体価を診る必要があります。
512倍以上→高抗体価です。特徴的な臨床症状が認められる場合には、感染の可能性があります。)


『検便』

本日昼に排泄した分で調べていただきました。
結果、異常なし。


『診断書』

なんと、手書きではないので無料です。
これをもって、混合ワクチンを接種していなくても
この1年はいつも利用しているペットホテル2箇所が利用可能になります。


『左目の涙』

最近は涙が溢れている日と、そうでない日があります。
大きな目ヤニは見かけなくなったので、少しは良くなっているのかも。
ただ、完治していない以上、やはり鼻涙管洗浄はしておきたいところ。
洗浄しても症状が変わらない場合は、腫瘍の可能性もあるし。
(腫瘍は大きくなると顔の一部が変形するので気づくが、初期では気づかない。
鼻涙管洗浄で症状が変わらず腫瘍を疑った場合はCTなどでの検査になる。
腫瘍だと判明した場合の治療法は放射線。)
ただ、ここの病院では全身麻酔でないと洗浄をしてもらえないそうです。
「点眼麻酔は眼球の中心ならともかく、目尻や目頭にはあまり効果がないから。」という理由。
そんなこともないような・・・
都内にも点眼麻酔でまつげカットや治療をしている病院はあるので、
いくつか探してみて早い時期に1回は洗浄してあげたいと思います。


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抗体価検査の結果、まぁ基準値だったので問題ナシです。
というわけで今年はナントカ混合ワクチンを見送りましたが・・・
昨年接種しているし、この2種に関しては正直もっと高抗体価が出ると思ってました。
まぁ固体差があるのでこんなもんですかね。
とりあえず「ワクチン無反応(打っても抗体がつくられない)」ではないことがわかってホッとしました。
だって、もうしそうだったら今までの無意味な注射は・・・ってなるもの。


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さて、今回検査した抗体価はもしかしてレメディで解毒されたことによって数値が左右されたのではないか?という疑問も起こりホメオパシーの病院へ問い合わせてみました。
結果、 レメディの服用は抗体価の数値を左右するものではない、との事。

解毒とはその時期によって意味合いが違ってくるもので、 例えば、過去にMOCAが服用していた薬や接種したワクチンの解毒レメディが処方された場合、 その目的は「体内に入った薬がトラウマになっていたり、それによって体内のホルモンバランスが崩れていたりすることがある。それを調整する(治す)ため」なのだそうです。
また、明日接種することになったワクチンや本日から服用を始めることになった薬の解毒レメディが処方された場合、それは「体内からのウィルス排出を助けるため」なのだそうです。

つまり、過去に私が考えていた「混合ワクチン接種後に“Canine DHLPPI vac 10M”のレメディを飲ませてしまった=混合ワクチンを打たなかったことになってしまう」というのは間違いだったわけです。


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更に・・・
ホメの先生が言うには、「抗体価と免疫力はイコールではない。」
確かに、↑の検査結果にも高抗体価の場合には「特徴的な臨床症状が認められる場合には、感染の可能性があります。」となっています。
抗体価が高くても素直に喜べるわけではなく、逆に感染の可能性も疑っていかなくてはならないのです。
また、ジステンパーに関しては、神経脳がメインになるので正確な抗体価が出てこない可能性もあるのだそう。
(参考までにWiki. http://ja.wikipedia.org/wiki/ジステンパー


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なるほど。
今回の抗体価数値は「ギリギリ?」と思う人もいるかもしれないけど、倍数表示になっているので私は「特に問題ない」と考えています。
これもワクチンの製薬会社、検査機関によって基準値などがやや変わってくるものなのでナントモですが・・・。
ただ、ホメの先生の話も聞いた上で、やはりParvoとDistemperは打つべきだなと思いました。
免疫力が弱いMOCAは、感染した場合には命に関わるものになってしまうからです。
他のHepatitis、Leptospirosis、Parainfluは、人間のインフルエンザや肝炎がそうであるように、これらを打ったからといって「型」の違うものが入ってきてしまえば予防されていないことになるので・・・
また、感染が判明しても合併症がなければ治療は可能です。


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そこでBestなのは、毎年5種の抗体価検査をして足りないものだけを単体接種すること。
これができれば安心安全予防の意味で一番の方法になるのですが(費用は除外。笑)、
「単体ワクチンがある」とお友達に聞いて、西洋医学と併用して代替医療にも取り組んでいる動物病院に問い合わせをしてみたところ、単体があるのはParvoとLeptospirosisのみ。
これはどこの病院でもほぼ同じ結果でした。
ちなみに価格は、Parvo単体18,375円、Leptospirosis単体12,600円、Parvo&Distemper2種混合20,475円
更に、6種混合6,300円、
8種混合8400円と続きます。
これに抗体価検査料と健康診断料と診断書と・・・
旦那の許可が下りるわけなく、報告前に却下となる。(爆)

そして今度は代替医療を行っていない動物病院になるのですが、ここでも同じようなワクチンプログラムを行っていました。
Parvo単体3,150円Parvo&Distemper2種混合4,500円、5種混合4,500円、8種混合7,500円

仕入れ値が違う(製薬会社が違う)のか、上乗せ分(病院の儲け)の違いなのか、同じ種類のワクチンなのに価格に開きがあり過ぎですね・・・
毎年1回のこととは言え保険適応外の項目になるので、来年までにもうちょっと調べておきたいと思います。


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今のところはこれ以上考えられないので、とりあえずシメ。
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