2009年7月14日火曜日

プロバイオティックスを選ぶ

手作り食を開始して、5ヶ月・・・
捜し求めていた商品に出会えたので、迷わず購入しました。
それは、DEANS社の『PROBIOTIC+ 50g』なり。


***

人間の腸には約100種類もの細菌がいると言いますが、
腸内では脂肪の分解やビタミン・ミネラルの吸収を助けてくれるいい菌(善玉菌)と、
健康に有害な働きをする悪い菌(悪玉菌は通常、腸内細菌の3~15%)が
日常的にぶつかり合っています。
で、このバランスが健康状態を左右していると言われています。
つまり、健康な生活のためには、
腸内の細菌バランスが保たれている必要があるのです。

そして、プロバイオティクスとは、
体内の善玉菌を増やして腸内細菌のバランスを保ち、
病気になりにくい体を作る予防医学のことを指します。
※「=善玉菌」として使われることが多いです。

***

MOCAは生食であること、最近では週1でトライプを与えていることで、
プロバイオティックスが多少は体内に取り入れられているはずです。
(トライプは第4胃で、消化途中の食べ物や
プロバイオティックスや消化酵素が豊富に含まれている)
しかし、もともと胃をはじめとする消化器系が弱いので、
食物に含まれている程度では弱い!
ガツンと効力のあるプロバイオティックスをドーンと用意しなくては・・・

そこで、手作り食を開始したときから、
プロバイオティックスのサプリを探していたのでありました。
ところが・・・

どんなに検索しても乳酸菌タイプのものばかり。
乳糖を分解してあるタイプ(乳糖不耐の子にも安心)も出まわっているが、
MOCAは乳糖に対しての不耐ではなくて乳製品そのものらしいので、それも却下。
納豆からの摂取も考えたが、納豆そのものを消化できずに嘔吐を繰り返す始末。

もう仕方ないのかと諦めていたのですが、
先日このDEANSの商品を見つけました。
あれだけ探しまくっていた時期に見つけられなかったということは、
日本では最近販売されるようになったばかりなのでは?

***

このDEANSの商品には、『酪酸菌』が含まれています。
酪農の“酪”なので、一瞬「乳酸菌絡み?」と思ってしまいましたが、
そうではありません。
酪酸は粘膜の傷を修復し、小腸の繊毛運動を活性化する働きが
確認されています。

(詳細は、酪酸菌総合メーカーのHPを参照。
http://www.ace-bio.co.jp/index.html
非乳酸タイプである上に、粘膜の傷の修復とは・・・
まさに今のMOCAにピッタリのサプリ!!
迷いはありませんでした。(笑)

***

もう1つの理由。
先日の芽胞菌による下痢でもそうでしたが、
病院に行くと抗生物質を処方されます。
これは下痢の原因になっている悪い菌を殺すためなのですが、
抗生物質は同時に腸内の善玉菌も区別せずに殺してしまうのです。

この場合、まずは体調を整えるために悪玉菌を殺すことが必須。
=処方された抗生物質を服用するのが近道。
(ちなみに芽胞菌の場合、サイクルは72時間だったので3日分のみ処方された。
たくさん飲めば早く解決するという問題ではないので、
必要以上に抗生物質を服用しないように注意することが必要。)

そして、こういうときにこそ(普段使っていない人も)
プロバイオティックスを併用するのがBetterなのではないかと思う。
西洋医学をメインに扱っている病院だと
その辺の指示はないところが多いと思うけど、
殺してしまったいい菌は補っておかないと・・・ね?

もちろん、プロバイオティックスは日常的に
ヨーグルトや納豆などを食べて摂取できるし、
健康体のワンコがわざわざ意識的に摂取する必要性はそこまでないと思います。

ただ、やはり体調不良で抗生物質を服用中のワンコ、
MOCAのようにもともと胃や腸が弱い子は積極的に取り入れたいものなのです。

***

【色んなプロバイオティックス】

乳酸菌を体内に入れることに問題のないワンコなら、
かなり色々選べます。
http://www.456.com/pages/search.php4

↑はちょいと検索で見つけたところですが、
使用はあくまで飼い主判断でお願い致します。



追記:
大いなる勘違い(というか見落とし?)をしていました。
http://basenji-moca.blogspot.com/2009/10/blog-post_19.html