2009年5月22日金曜日

左目が気になります/東京動物医療センター

本日は、前回と同じ女性獣医師の診察でした。


『症状』

13日に、左目の目ヤニが多めに出ていることに気が付いた。
右目はいつも通りで全く気にならなかった。
すぐに眼球をチェックしたが、傷はなさそうだし、素人の見た目で異常はなさそうだった。
14日も、左目メヤニが多かった
その後、15日~19日までは気になるような症状はなかったので治まったのかと思っていたが、
20日の夕方頃、今度は左目に涙が溜まっていた
そして21日の夜、左目から涙を流していた
再度眼球チェックをしてみたが、やはり何も異常はなさそう。


『診察と治療』

まずは暗室でライトを当て、獣医が眼球を確認するが異常なしとの事。
次に角膜潰瘍検査(フローレス試験)を行った
検査の結果、真っ先に目ヤニの量が増える原因として考えられる、角膜・結膜などの傷や異物の混入(逆まつげも結構多いパターンらしい)ではなかったことが判明。
擦ったり瞬きの回数が増えたりはしていないので、痛みを伴っていないことから重症ではないだろうという判断(緑内障やブドウ膜炎だと痛痒い)。
そして、涙管(目から鼻に抜ける涙の排出管)の閉塞ではないだろうか?との結論に。
フローレス試験で使用されるフルオレセイン蛍光染色液を生理食塩水で洗い流し、ペーパーを鼻に当ててみる。
すると、右の鼻孔からは蛍光色が出てきたが、左からは出てこない。
2~3回試したが、結局左からは出てこなかった。


『今後の方針と薬』

更に追究する場合、鼻涙管通過検査という方法もあるらしいが、眼球の近くというデリケートな場所なので大半のワンコが麻酔をしなくてはならないそうである。
イヤがって頭を振ってしまってはダメなのだから仕方ないか・・・。
(本日診察をしてくれた獣医的には「MOCAちゃんが今日の診察くらいおとなしくしていてくれれば、私は麻酔なしでも大丈夫かも」と言ってくれたが、やはり心配。)
でも、今の状態だとそこまでしなくても治る可能性は充分にあるし、実際に大量の涙が確認されたのは2日間だけなので、しばらくは点眼薬で様子を見ることに。
ティアローズ点眼1つ処方されました。
1日2回朝晩に1滴ずつ投滴し、毎日涙とメヤニをチェックする。
→数日で完治すれば、次回来院のついでに結果報告で構わない。
→様子が変わらなければ1週間後に再診。
→悪化した場合はすぐ再診。


『前回診察の湿疹』

その後の経過報告。
8日の時点で完治したことと、結局原因不明だったことを説明した。


『X線検査』

10月の健康診断と11月の手術時に写っていた、胃の幽門部周辺の白い影。
当時の獣医の見解では「胃液がたくさん出てしまい、骨の一部が石灰化されているのではないか?」との事だった。
胃液の原因はストレスか食べ物か・・・それはわからない、と。
半年経ったので本日同じ部分を撮影してもらったところ、影はすっかり無くなっていた
本日の獣医曰く「過去の写真と比べないとわからないくらい、キレイになくなっています。つい最近無くなったものなのか、だいぶ前になるのかはわかりませんが、もう心配ないと思います。」と。
ここで改めて症状を振り返ったところ、昨年6月5日にX線撮影をしたときには影は写っていなかった。
そして、10月20日の検査で影が確認されていた。
その間の記録をチェックしてみたところ、9月16日に近所で放し飼いの黒ラブに襲われる事件に遭遇し、そのときの傷完治が9月30日。
それ以外は10月13日に左前足に小さな湿疹が出て薬を処方された程度で、他に大きな出来事や環境&食事の変化はなかった。
やっぱり、突然大型犬に襲撃されたことによるストレスだったんじゃないかな?
あの事件では私もイライラしていたので、そんな精神的に不安定な感じがMOCAに伝わってしまったのかもしれないし。
傷完治してからちょうど1週間後に、MOCA犬生初の白髪も確認されていたし。(笑)

獣医は、やはり穀類や乳製品の不耐とは考えないそうです。
なぜなら、それらが原因で体調不良を起こした経験がないからです。
つまり今後そういった食材を与えても(ストレスがなければ)↑のような症状が出ることはない、と言っているようなものですよね?
むむむ・・・

十二指腸リンパ球形質細胞性腸炎による嘔吐は今のところ落ち着いていますが、引き続き経過観察中。
治療によって寛解しその後も投薬の必要がなくなった症例は26%のみというデータもあるので(もちろん残念なことに亡くなっている症例も10数%程度ある)、少ない確率目指してガンバリマス!

***

さて、このまま順調ならば来月は検尿と検便と混合ワクチン。
ただこの一年で手術・ステロイド・抗生物質・胃液による石灰化など色々な症状や薬を経験したので、もうあんまり体内に色々入れたくない・・・
今日はちょっと聞き忘れてしまったけど、近々抗体価の検査をしてもらって、混合ワクチンの接種を見送りたい考えです。
これについては、またいずれ。